どんどん下落するニュースを見て…
下落時は、どんどん下落するようなニュースばかり流れてきます。
最近も米国・イスラエルとイランの軍事衝突があってから、代表的な株価指数は最高値から10%以上下落していました。
投資をしている人のコメントを見ると恐怖を感じている人が多数現れます。
NISAの口座開設数は18歳以上人口の27%程度であり、実際に投資を継続している人はより少ないと思います。
株価下落に対して恐怖を感じているのは投資している人だけなので、世間全体では意識すらされていないのかもしれません。
リタイア生活の私にとって資産減少は…
FIREした私には資産収入が生活を支えていますので、資産が減少すると不安に感じます。
この気持ちを例えるなら、高い場所で足元がおぼつかない感じに似ています。
株価が高かった1か月前に少し現金化しておけば・・・。など、自分が取らなかった選択の方が良いように思えてきます。
「予期しておかなければならない」について
ニック・マジューリさんの書かれたJUST KEEP BUYINGに次のように書かれてます。
「過去のデータを見ると、100年の間に50%以上の暴落が2回、30%の暴落が4~5年に1回、2年に1回以上10%の下落があることを予期しておかなければならない。」
「予期しておく」という表現が私は気に入っています。
一番やってはいけないのは、そのときの雰囲気や気分に合わせた判断をしてしまうことです。
売り・買いの状況判断力よりも、自分がどういう相場でどういう対応をするのかの基準づくりの方が大事だと思います。
流動性の確保
下落時には現金・預金(個人向け国債を含む)を保有しておくことが重要です。
生活費の何年分か持っていると、下落が続いても大丈夫という気持ちにさせてくれます。
株価の回復を気長に待つことができます。
そして、多くの人が投げ売りし終わったら、そのエネルギーが株価上昇の勢いをつけてくれます。
いろんな資産が下落しているとき、生活費にも、リバランスにも、いろいろ使いやすいのが現金です。
株価上昇局面では現金は増えないので機会損失に感じますが、そこは我慢です。
トランプ関税ショック時に100万円買い増しできた
下落時には耐えきれず、すべて売却する人がいます。
インデックス投資の場合は、長期でみれば右肩上がりですから、これは一番損をするパターンです。
暴落時は、何もしないという対応が王道ですが、多くの方ができません。
株価下落時は、むしろ、押し目と言って、株を安く買えるチャンスでもあります。
でも、さらに下落しそうなので、多くの方ができません。
私も怖いです。
現在、私は直近の高値から15%下落したらリバランスとするという基準を持っています。
私の尊敬するFIREした方の基準をまねさせていただいています。
実際に、2025年3~4月ごろにトランプ関税ショックがありました。
世界の貿易ルールが崩壊するのではないかというような破滅的な雰囲気がありました。
このとき私はこの基準に沿ってリバランスし、日経平均が34,000円の時、連動する投資信託を100万円分買いました。
たまたまですが、買って数日後から、日経平均がどんどん上昇していきました。
この経験から気付いたのは、下落しているときの自分の気持ちが冷静だったことです。
株価指数がいくらになったらリバランスという明確な基準がありますので、それになるかどうかを見るだけです。
基準がなければ、どこまで下落するかわからない市場で、押し目を入れようか、入れたらさらに下落してしまうのではないか、など不安が生じていたと思います。
今回のイラン情勢では、下落幅が15%に達しなかったので、リバランスをしていません。
ただ、トランプ関税ショックの時と同じような気持ちで、下落相場を冷静に見ることができました。
10%の下落は2年に1回
ニック・マジューリさんの本に書いてあるような「2年に1回以上10%の下落があることを予期しておかなければならない。」というくらいの値動きで推移してきました。
イラン情勢は今のところ(2026/04/15時点)株式市場の通常運転の範囲なんだな、という気持ちです。
長期投資で必要なのは、撤退せずに市場に居続けることだと言われます。
まずは、流動性資産である、現金・預金の一定額の確保です。
次に、売買のタイミングを見極める力よりも、何%下落したらその時はこうするという、自分の基準を決めておくことです。この基準は、下落基調のときに決めるのではなく、上昇基調のときに決めておくことが大切です。

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