50代でFIREしたら、長生きリスクにどう対応する!?

サイドFIRE生活

お金を増やすよりもお金を減らさない仕組み 対策は3つ

長生きリスクとは、長生きすることによって老後のために備えた資金が枯渇し、経済的に困窮するリスクのことです。

50代でFIREした人の長生きリスク対策は、お金を増やすよりもお金を減らさない仕組みをつくることが中心となります。

私の場合は、資産運用しながら取り崩ししていくのですが、できるだけ資産を長持ちさせることがメインの対策となります。

さらに安心感を高めるための仕組みをどう作るかをかがポイントになると考えています。
対策は健康維持、支出管理、資産運用の3方向です。

①健康寿命を伸ばす

長生きリスクは“お金”より“健康”のほうが影響が大きいです。
病気、寝たきり状態、近所に行くのも歩けず車が必要となったりすると、医療やケア、移動の費用がかかるようになります。
健康であれば、アルバイトや副業をすることもできます。

定期的な運動、体重管理、睡眠、定期検診などが長生きリスクを低減してくれることは確かです。

タバコ、お酒なども過度に摂取すれば、お金もかかるし、健康寿命を減らします。

②4%ルールで支出のコントロール

FIRE後は「年間いくらまでなら永続的に使っても安全か」を決めるのが最大の対策になります。 有名な米国の研究に、トリニティスタディの4%ルールがあります。 FIRE後に“資産をほぼ枯渇させずに30年間取り崩せる安全な割合は年4%だった”という研究結果のこと。

初年度に資産の4%を取り崩し、以降はインフレ分だけ増やして取り崩しても、30年間は資産が尽きなかった(成功率95%以上)という結果です。

これは米国株50%、米国債券50%で投資し続けるという前提です。

例:資産1億円なら
 初年度:400万円取り崩す
 翌年:インフレ2%分追加して408万円取り崩す
 その翌年:416万円取り崩す

私は、これを参考にして53歳~59歳までは総資産の4%分を、生活費または個別の小遣い口座に移しています。

毎月、一定額を自分の証券口座から自分の銀行口座に振込作業をしています。
毎月の給与が振り込まれている感じがして、使い過ぎをなくしてくれています。

65歳からはさらに厚生年金がもらえ、その分の取り崩し額を抑える予定です。
このように4%ルールでの支出を守っていけば死ぬまで資産は枯渇しにくいですし、また終身で支給される公的年金の制度が日本にはありますので、老後の破綻リスクは低いと見込んでいます。
また、資産運用を生涯続ける予定なので、65歳以降の取り崩しは減り、徐々に資産は増加する見込みです。

50代のうちは元気もありますので、お金をあまり使わず、自由な時間を使って楽しめる活動を見つけて、やっていければいいなと思っています。
いったん上げた生活習慣は戻せないとも言いますし、支出のペースの増減は常に意識しています。
ただ、FIRE前と同じ生活ですから、特にストレスはありません。

③出口戦略:資産のポートフォリオによる暴落対策

FIRE後は、新たに資金投入することはなく、むしろ取り崩していきます。
出口戦略とも言いますが、どの資産をいつ売却するかによって、資産の維持に大きな差がでてしまいます。

資産にダメージを与えるのは、下がっている資産を売却してしまうことです。
例えばリーマンショックという大暴落の時は、株価指数は半分以下になりました。
このときに株を売却していたら大きな損失です。
数年後には大きく上昇しましたから、その上昇も逃してしまうことになります。

そのため株式を中心に運用しながら、分散させておくことが重要です。
私は、株式60%、現金(個人向け国債含む)20%、外国債券20%を基本にしています。

株式相場の下落時には、現金や外国債券を取り崩すようにすれば、損失を防げます。
株は長期的には一番上昇する資産なのですが、変動が激しいのが特徴です。

ひとつ言えるのは、過去の長い歴史を見ると、市場平均(インデックス投資)は長期的には必ず右肩上がりになっているということです。
これは世界経済が成長するからという理由と、インフレがあり貨幣価値の方が下落していくことが理由です。また、インデックスは優良な企業だけが含まれており、経営が悪化した企業は自動的に外され、良い企業と入れ替えられるという仕組みですから、将来も良い企業で構成され続けます。

未来はわかりませんが、長期的に上がることを信じられなければ株式投資はやらない方が良いです。(ちなみに個別株はいくら待っても上がらないことはあります)

また、現金や外国債券は精神安定剤として大いに機能します。
株の下落もずっと続くわけでなく、数年たてば回復していきます。

その間は、現金と外国債券が尽きなければ、下落相場で損をすることがなく、やり過ごすことができます。

株価下落時は旅行を減らすなどして取り崩し額を一時的に減らせば、もっと長い期間耐えることができます。

株式の高配当ETF(投資信託)を購入していく予定

前職の持ち株会で積み立ててきた個別企業の株が1400万円程度あります。
日本株全体の伸びに合わせて上昇してきており、配当金も高いです。

FIREしなければ持ち続けていたはずですが、私の資産のなかで大きな部分を占めすぎており、バランスが悪いです。
もしこの企業の業績悪化で株が暴落したら、回復するかどうかが心配です。

今後、この株を順次売却して、株式の高配当ETF(投資信託)を購入していきます。
個別株より分散されており、長期で基準価格が上がっていく安心感がありますから、長期で持ち続けることができるからです。
また、配当金が出ることも今後の取り崩しにマッチします。
ただ、一気に全額ではなく、初年度は三分の一くらいを移し、数年で全額移したいです。
株式投資ではせっかちな行動が裏目に出ることが多いので、時間を分散します。

50代で投資を始めるべきか

NISA口座をネット証券で開設するのは皆さんやった方が良いというのが私の意見です。

2025年12月末:2,826万口座
18歳以上が口座を作れます。その27%の人が口座を開設しています。

開設するだけなら、お金はかかりませんし、リスクはありません。
投資に慣れるという意味で、積み立て設定を月に数千円くらいにしておいたらいいと思います。
米国か日本の株式インデックス投資がおすすめです。
10年以上売らないなら、損はしないというデータがあります(個別株はそんなことはありません)。

いずれ退職金をもらったときに、銀行から勧誘されて一気に投資するという失敗の回避にもなります。

本格的に投資するのは、生活防衛資金を銀行預金で確保してからで良いと思います。
生活費の2年分はあった方が良いですね。

また子どもの教育資金、車の買い替えなど、2~3年以内に予定されているなら、その資金も投資してはいけません。
それらを超える銀行預金は常に確保しながら、それを超えた分を投資していく方が良いと思います。

投資は長期で続けるのが基本とわかっていても、それが難しいです。
株が下がっているときに売らないのが基本だとわかっていても、それが難しいです。
それを実現するには、変動への慣れと、生活防衛資金を十分に確保することです。

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