最終出勤日から2週間が経ちました。会社員だった頃が遠い昔のように感じられます。ようやく、今後の人生について考えられるようになってきました。
仕事のストレスがなくなったのに頭に浮かぶのは...
毎日の仕事や人間関係のストレスがなくなったことは、本当に嬉しいことです。運動も続けているので、身体も健康に向かっていると感じます。
2週間も時間があったのに、なぜか部屋を掃除したり書類を整理したりする気になれませんでした。ふと頭に浮かぶのは、会社でのネガティブな経験ばかり。でも、ようやくそうした記憶も少しずつ整理されてきたようで、今は部屋の片付けや整理を始めています。
サイドFIREを目指した理由
サイドFIREとは、FIRE(Financial Independence, Retire Early:経済的自立と早期退職)の一つの形態です。資産運用による収入と、副業などによる労働収入を組み合わせて生活するスタイルで、働きながら自由な時間を増やしたい人にとって魅力的な選択肢です。
幸い、私は資産とその運用益だけで、生涯生活に困ることはない状態です。私が目指したいのは、単に働くことではなく、自分の人生を充実させる仕事を見つけ、それを収入につなげること。今後は、自分の適性やライフスタイルに合う仕事やビジネスをいくつか試し、かたちにしていきます。
キャリア理論「Will Can Must」で考えるキャリア
個人のキャリアを考える際に、「Will(やりたいこと)」「Can(できること)」「Must(やるべきこと)」の3つの要素を分析する「Will Can Must」というフレームワークがあります。この3つの要素が重なる部分を見つけることで、より満足度の高いキャリアを形成できるとされています。
私が以前やっていた仕事は、間違いなく「Will」ではありませんでした。頑張れば「Can」の領域ではありましたが、やればやるほどネガティブな感情に陥り、心身ともに疲弊していきました。「定年まであと15年…」そう考えると、もう「頑張れない」と思ったのです。
フルタイムの会社員として働いていた頃、上司や会社の命令に従うのは当然のこと。仕事内容や働く場所も会社が決めるため、自分の時間や体力、精神力のほとんどを会社のために使っていました。不器用で、コミュニケーションも得意ではなかった私にとって、この3つの要素を満たす働き方を会社員として実現するのは難しいと感じていました。
働く「目的」を改めて考える
「なぜ働くのか?」と聞かれて「生活費を稼ぐため」と答える人は多いのではないでしょうか。FIREという選択肢を知るまでの私は、働くのは当然だと思っており、深く考えたことはありませんでした。
しかし、生活費を稼ぐ必要がなくなった今、私がやるべきことは明確です。それは、「Will」「Can」「Must」の3つの要素が重なる仕事やビジネスを探すことです。
人生の充電期間としての「移行期間」
リンダ・グラットンの著書『LIFE SHIFT』では、長い人生を豊かに生きるために、一時的にそれまでのライフステージから離れ、エネルギーを再充填したり、自分を再創造したりするための「移行期間」**を過ごすことの重要性が説かれています。
日本では退職後すぐに再就職するのが一般的とされ、この移行期間は「無職」として忌避されがちです。しかし、人生が長くなり70歳まで働くのが当たり前になりつつある現代において、半年程度の移行期間を設けることは、今後の人生を充実させる大きなメリットになると私は信じています。
今は、体力向上や学習、そして新しい仕事を探す期間として、この半年を大切に過ごすつもりです。もちろん、人から見れば「ただの無職」なので、知人から時々プレッシャーを感じることもありますが、それも仕方ないことと受け止めています。
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