この1週間はとにかく健康になろうと、運動に励みました。
退職したことへの解放感はまだありません。
人生の大きな変化に、心がまだ追いついていないような感覚です。
全体的にネガティブな思考が多くなっています。
そこで、ノートに書き出すなどして、退職前に考えたことなどを改めて思い出すようにしました。

健康第一:とりあえず運動してみた
セミリタイアを決意した第一の理由は、健康を犠牲にしない生き方をすることです。
これからの人生の成功には、新しいことを始める小さな行動が重要だと理解しています。
そのためにも、心身ともに健康であり、前向きな気持ちでいることが前提となります。
運動は、1時間のサイクリング、またはスポーツクラブでの水泳やマシンを毎日、どちらか一方あるいは両方行いました。
現在、太りすぎているため、年末までに10kg痩せたいと思っています。
また、じっとしていると悩んでしまうため、行動への意志力を回復させたいという思いもあります。
何かを始めようとすると億劫に感じ、不安やネガティブな感情が拭えないからです。
いつかやろうと思っていた部屋の片付けも手つかずで散らかったままです。
時間があるにもかかわらず、先延ばしにしている自分がいます。
気持ち:解放感よりも喪失感
一社で長年勤めてきたため、それが自分の人生そのものという位置づけだったのだと思います(苦しいこともありましたが)。
定年まで勤め上げていれば得られたはずの給与の想定額が頭をよぎり、それらを自ら手放してしまったことに喪失感を覚えずにはいられません。
周囲からは「なんて馬鹿なことをしたのだろう」と思われているのではないかと想像してしまいます。
自分だけの道を歩もうとしているのに、他人の目が気になるのは情けないことです。
しかし、50代の貴重な時間を自分のために、自由に使い切りたいという決意は変わりません。

人生の長期目標を再確認
人生の後半は、資産運用しながら生活費を取り崩し、いずれビジネスオーナーになるというのが私の目標です。
変化への切り替えがうまくいかず、長期目標を見失いそうになったため、改めてノートに書き出し、メモにして壁に貼りました。
稼ぐ力をつけること
書籍『本当の自由を手に入れるお金の大学』には、お金にまつわる五つの力があると書かれています。
①貯める力、②増やす力、③稼ぐ力、④使う力、⑤守る力。
脱サラした私に今必要なのは、③稼ぐ力です。会社員としての給与は来月までしか入ってきません。
今後、基礎生活費相当額は②増やす力で賄う想定ですが、相場の変動リスクを心のどこかで感じています。
稼ぐ力をつけることで、二つのことが得られます。
一つは、人生の目的であるビジネスオーナーに近づくという点です。
もう一つは、会社員時代の知人からの批判を回避すること(批判されても自分が平気になること)です。
無職という状態は、批判にさらされやすいものです。
ロバート・キヨサキさんもゼロックスを辞めたときに不安だった
『金持ち父さん貧乏父さん』の著者は、超大手企業を辞めた日のこと、そしてその後しばらく続いたホームレス状態の日々のことを、著書『金持ち父さんのキャッシュフロークワドラント』に記しています。辞めた日は断腸の思いであったこと。
その後ホームレス状態になった際、友人や親戚から「なぜ仕事に就かないのか」と聞かれるのが辛かったと綴っています。
キヨサキさんは、金持ち父さんから教えられたことを次のように紹介されています。
「従業員としての人生が終わってしまうのがこわくて、なんとかもとに戻ろうと抵抗を始める。それはおぼれそうな人が空気を求めてもがくのに似ている。たいへんなのは、きみの中で繰り広げられるこの戦いのためだ。やっかいなのは、抜けだしたはずのもとの自分と、これからなろうとしている自分とのあいだの戦いだ。保障された生活をまだ求めているきみの一部が、自由を求めるきみと戦っている。どちらが勝つか、それはきみ次第だ。きみはいま考えているビジネスを実現させることもできるし、仕事を見つけて一生働き続ける道を選ぶこともできる。」
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