10.新婚のときに小さな中古マンションを購入したのは正解だった

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ごじゅろうは、入社3年目に結婚した。

実の両親が中古でも買った方が良いというので、2DKの狭い(45㎡)マンションを買った。

駅から近くて、便利な場所にあったが、小さい部屋だったので、それほど高くなかった。当時はバブル崩壊から6~7年、不動産価格は大分落ちていた。ただ、底値ではなく、10年くらいかけてジワリジワリ相場が安くなっていったから、売る気にならなかった。

このマンションを買って、資産形成に役立った点は3つある。

①家賃収入
・3年後に転勤となった。そのあと、人に貸した。当初月7万5千円。古くなってきたので、だんだん下げて今は、月6万円(共益費込み)で貸していた。諸経費を引けば、実質月4万円弱くらいだと思うが、貸し続けて20年以上になるので、1000万円くらいの総収入の計算になる。

②資産価値の維持
・貸し始めてから10年後くらいに、新線ができて、新しい駅がマンションから交差点を渡って正面のところにできた。もともと、地下鉄があり、入り口まで1分だったが、それよりも近い場所(ほぼ目の前)にできたことで、2駅が使えるようになった。同時に、駅前が整備されて、美しくなり、マンションの前面の道路などの見栄えが良くなった。この駅ができてから、誰かが退去しても、すぐに次の入居者が決まるようになった。また、アベノミクス以降、中古マンションの相場が上がってきたようで、同じマンションの別の部屋の売り出し価格を見ると、かなり回復しているようだ。

③生活水準の維持
・1000万円強のローンを返済し、お金があれば、繰り上げ返済した。20年ローンを組んだが、10年以内に完済した。その間家計に余裕がなく、結果として、生活水準が上がらなかった。

ファイアを目指すごじゅろうにとって、少しでも家賃収入があることは、安心感につながっていた。


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ごじゅろう=仮名(今回は、退職を上司に伝えてから実際に退職するまでの間に、過去2年間を振り返りながら、筆者自身の実体験を書いています)



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